もし、君の涙を拭えるなら
『……づき!みづき!みづき!』






私は、うっすらと目を開けた。






『みづき、起きてったら。』






誰かに起こされてる。






私は、まだハッキリしない意識のまま、ゆっくりと体を起こした。






いつもの私の部屋。






傍らにある時計に、手を伸ばした。






その時。






ジリジリジリジリリリリリ……






目覚まし時計がなった。






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