もし、君の涙を拭えるなら
くらげは、また私の方を向いた。




『みづき?これから、学校?』





「そうだよ。」





くらげは、言いにくそうに私にお願いをした。





『僕も一緒に連れていってほしいんだ。』





「はい?」





『僕もみづきの通ってる学校に、連れていってよ。』




可愛いクリクリした目が、私をじっと見ている。





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