もし、君の涙を拭えるなら
それに、くらげは、結構大きい。鞄に入らないかもしれないし…
『ねぇ、みづき。お願い。』
そんな目で私を見ないで……。
黒く大きい二つの目玉が、じっとこちらを見ている。
なんか、勢いに負けそう……。
「う……だーめ。大体、くらげは、鞄に入らないでしょ。」
これが、くらげが学校に行けない最後の理由だった。
『大丈夫。もう実験済みだよ。入るから!』
だから、その理由が無くなると、くらげを連れていけない理由が無くなる。
『ねぇ、みづき。お願い。』
そんな目で私を見ないで……。
黒く大きい二つの目玉が、じっとこちらを見ている。
なんか、勢いに負けそう……。
「う……だーめ。大体、くらげは、鞄に入らないでしょ。」
これが、くらげが学校に行けない最後の理由だった。
『大丈夫。もう実験済みだよ。入るから!』
だから、その理由が無くなると、くらげを連れていけない理由が無くなる。