もし、君の涙を拭えるなら
ここらの学校じゃ一番可愛い。






上手く着こなせば、更に可愛い制服らしい。






私は、そんなことどうでもよかった。






ただ、優子が行くと行ったから、私もいこうと思った。それと、強いていうなら、大学進学率が、なぜか高かったという理由もある。





私は、高校卒業後は、大学に進む予定だ。






「みづきー、今日の自己紹介。考えてきた?」






「自己紹介?」






私と優子は、下駄箱に靴を入れて、上履きに履き替えていた。






この高校は、制服だけじゃなく、校舎も去年建て替えられたばかりだ。






< 8 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop