恋の嵐
はいはい…。


いくらでも言ってください。


…ったく、あんなやつのどこがかっこいいんだか。


理美の気が知れないわ。


私がそう思った矢先、


私の背後から長い手がにゅにゅーんと伸びて、


理美の雑誌を持っていった。


「あ、やだ、連条くん。おはよぅ。」


途端に理美は真っ赤になって、恥じらいの乙女のように俯いた。


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