生意気な後輩君



そういえば、こいつはあたしに好きだと言わせて、自分から好きと言ってくれてない。

もしかして、あたし、遊ばれてるだけ??


そう考えると、繋がれた右手がとても寂しくなってきた。



「あたしのこと、好き??」

「凄く。」

「じゃなくて。」

「何が??」

「はっきり言って欲しいの。」

「じゃあ、I Love you。」

おいおい、なんだそれ。


あたしを見る目は真っすぐで、さっきのふざけた表情とは違う、真剣なー
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