天神学園高等部の奇怪な面々27
まぁいいのである。

生徒達にとっては、難解な物理の話をされるより、こうやってなーちゃんとの惚気話を聞いている方がまだ楽しい。

とりあえず後は夏休みを待つばかりだし、退屈な授業よりは、こっちの方がずっとマシなのだ。

「まぁお前らも、俺となーちゃんほどじゃないにしろ、夏休みの間に恋人とイチャイチャ愛を育むんだろうしなぁ?なぁお花っ子?」

銀がお花っ子に話をふる。

「うん?愛を育むってなぁに?私はとーがをモフモフするだけだよ?」

空っとぼけるお花っ子。

またまたぁ、わかってるくせに♪

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