天神学園高等部の奇怪な面々27
これはしかし、アレですな、理事長もドキドキしますですな。

ここが授業中の教室である事も忘れ。

「ゆ、遊里っ!」

「なになに??」

可愛らしく小首を傾げる遊里に。

「ほらっ!」

鷹雅は両手を広げる。

ハグの合図。

または『僕の胸に飛び込んでおいで』のポーズ。

それに対し遊里は。

「遊里踵落としぃっ!」

「ぐはーーーっっ!」

遊里の踵が、デリケートゾーンにクリーンヒット!

「あれえ?『かかって来い』の構えじゃないのぉ?」

どうしてこうなった。

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