天神学園高等部の奇怪な面々27
「何だかんだつっても、アレだろ?」

鷹雅がジト目。

「口八丁手八丁、上手い事言ってたぶらかして、言い寄っただけなんだろ?」

「チッチッチッ」

またも人差し指を横に振る銀。

「真のいい男には、そんな言葉すら不必要なのさ。そこに立っているだけで、なーちゃんをメロメロにしてしまう魅力が俺にはあるのさ、俺かっちょええ!」

自分で言っちゃったよ。

それでも鷹雅には納得できない様子。

「私もよくわかんなぁい」

遊里も口を尖らせる。

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