天神学園高等部の奇怪な面々27
「でもさぁ」

はいっ、と挙手する遊里。

「私も凄いんだよぉ、銀先生」

「んん?何がよ」

ニコニコしながら先を促す銀。

「私も、河童君が妖怪でも、河童でも、鴉天狗でも、頭の上にお皿があっても、背中に黒い翼がある新種の河童でも、ずっと変わらずお付き合いするもんっ」

「な゛っ…」

恥ずかしげもなく教室で宣言する遊里に、鷹雅が赤面する。

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