天神学園高等部の奇怪な面々27
まぁそんなやり取りもあった、翌日。
「おはよう」
「おはようございます」
「おはようだぴょん」
けしからん娘が、リヴリアが、バイオリン妹が登校してくる1年の教室。
「おはよう」
善も静かに入室し、愛刀・菩薩を肩に担いだまま席に着く。
「今朝は憑き物がおちたような顔をしていますね、善君」
リヴリアが抑揚のない声で言う。
「おお、リヴリア殿…やっと宗主の許可が下りたのでな…これで俺も夏休みとやらを頂ける」
余程安心したのか、普段はあまり見せない柔らかい笑みを浮かべる善。
「夏休みするのに侍先生の許可が要るなんて…」
苦笑いするけしからん娘に。
「そういえば、お前に伝言を預かっているぞ、けしからん娘殿」
善は至極真面目な顔で言う。
「『牛め』だそうだ」
「そんな伝言律儀に伝えなくていいからっっっ!」
「おはよう」
「おはようございます」
「おはようだぴょん」
けしからん娘が、リヴリアが、バイオリン妹が登校してくる1年の教室。
「おはよう」
善も静かに入室し、愛刀・菩薩を肩に担いだまま席に着く。
「今朝は憑き物がおちたような顔をしていますね、善君」
リヴリアが抑揚のない声で言う。
「おお、リヴリア殿…やっと宗主の許可が下りたのでな…これで俺も夏休みとやらを頂ける」
余程安心したのか、普段はあまり見せない柔らかい笑みを浮かべる善。
「夏休みするのに侍先生の許可が要るなんて…」
苦笑いするけしからん娘に。
「そういえば、お前に伝言を預かっているぞ、けしからん娘殿」
善は至極真面目な顔で言う。
「『牛め』だそうだ」
「そんな伝言律儀に伝えなくていいからっっっ!」