星に願いを
あなたはどこに?
ヤバい………。



石が無い…………………。




玲於がいなくなった……。




『お母さーん、玲於知らなーい?』

『玲於?だれよそれ?』



まさかの玲於の存在自体が消えていた。

あの石とともに。



ただ………、

机の上にこんなメモがあった。


『由衣様

石に眠る星達は、
いつもあなたを見守っています。
 
玲於より。』



学校にもいなくて、

みんな玲於の事を忘れていた。


いつの間にか玲於に恋をしていた私は、

何か大切なものを失ったような気持ちがした。








その時から、

空を見ることが多くなった。


特に、夜。

星を見る。


玲於を想う心がだんだん大きくなっていった。


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