羽根の生えた指輪


 どんな話だったかというと―――。


病「もしもし、


 竹半さん家の御宅でしょうか?」



「はい。


 竹半です。」



病「飛鳥さんがそちらに帰っていらっしゃいませんでしょうか?


  飛鳥さんが病院にいらっしゃらないんです」



「えっ?


 飛鳥がですか!?


 今、家には帰ってません。」



病「そうですか。


  いなくなる前に


  アイさんに会わせてと言ってらっしゃったので…


  ではそこにはいらっしゃらないのですね」



「はい、そうです。


 分かりました。


 はい―――。」



 という会話。

 
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