俺様でヤキモチな彼氏様
はぁ、とため息をつく。



なんか最近ため息ばっかりついてる気がする。



でも、しょうがないよね。



これがお返しだもん。



教室の前を次々と通って、屋上へと続く階段に足を進ませる。



屋上の前までつくと、もうひとため息ついて少しさびてるドアノブをまわす。



ギィ₋₋₋



₋₋₋だれも、いない?



でも、あたりを見渡すと₋₋₋。



いた、1人だけ₋₋₋。



それは、塩谷君だった。



あっ、寝てる。



塩谷君は目をつぶって、仰向けになって寝ていた。



来るの遅かったかな。



ゆっくりと寝ている塩谷君に近づく。



₋₋₋本当にかっこいい。



スタイルいいし、筋肉も程よくついてる。



まじまじと塩谷君の顔を見る。



「₋₋₋寝込み襲ってんの?」



「はひ!?」



し、塩谷君起きてたんだ。



「おはよ、結。」



「あっ、おはよう。」



眠たそうな塩谷君少しかわいいかも。



₋₋₋て、結!?



なんで名前知ってるんだろ。



昨日初めて会ったばっかりだよね?



名前教えた覚えないし。
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