俺様でヤキモチな彼氏様

「本当に、ほんとーに嫌じゃなかった？」



「えっ、う、うん。」



真菜ちゃんは何かを考え始めた。



やっぱ、変かな？



キスが嫌じゃなかったなんて₋₋₋。



「あの、真菜ちゃん？」



「₋₋₋結、本当に嫌じゃなかったんだよね？」



「あっ、うん。」



「結、もしかして₋₋₋。」



えっ？



「いや、この気持ちは自分で気づいたほうがいいかな。」



話をどんどん進めてく真菜ちゃん。



話がよく分かりません。



「えっ？なになに？」



「ま、とりあえず明日また屋上に行って塩谷に会ってみれば？」



また、明日？



龍に会うの？



「でも、さっきだめって言ったじゃん。」



「さっきはさっき、今は今。」



うぅ、真菜ちゃんの目が怖い。



「分かりました。」



「よし、じゃぁ教室行こう。」



真菜ちゃん話進めるの速くてよく分かんなかったけど、明日また龍に会えばいいんだよね？



龍₋₋₋いるのかな？



あたしはそんな事を思いながら、真菜ちゃんのあとを追った。