俺様でヤキモチな彼氏様
でも、分かんないんだもん。



「分かんないの₋₋₋。」



下唇を噛んで下を向く。



そうすると上からため息が聞こえる。



ゆっくりと龍が離れていくのが分かる。



もしかして嫌われた₋₋₋?



ゆっくりと顔を上げてみる。



気づいたときには龍はさっき寝ていた場所に座っていた。



「り、龍?」



「ん、とりあえずおいで?」



手招きされて、ゆっくり近づく。



龍の手をとる。



少し触れてるだけなのに何だかドキドキする。



手を取ると同時にやさしく抱きしめられる。
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