俺様でヤキモチな彼氏様
あぁ、お菓子食べなきゃよかった。



「は?別に重くないし、てかちゃんと食べてんの?」



「た、食べてるよ?」



ていうか、食べ過ぎちゃった₋₋₋。



「そ、それにこれ以上太ったら、もう誰にも運んでもらえなくなっちゃう。」



フッと塩谷君は笑って、



「結が太っても、俺が運んでやるし。」と言ってくれた。



わぁ、笑ってる顔かっこいい。



さっきまであんまり顔見ないで話してたけど、今、塩谷君の顔を改めて見てみた。



きれいに整った顔、まつげ長いし、茶色に染めてある髪はすごく顔に合う。



すごくかっこいい。



塩谷君の顔をジーッと見ていたら目が合った。



あれ、まだ少し顔赤い?



「塩谷君、大丈夫?」



「はっ//あ、あぁ大丈夫だ///」



大丈夫じゃない気がするけど、まぁいいか。



「あっ、あの、お返しはどうすればいい?」



「お返し?」



「うん、あたしをここまで運んできてくれたお返し。」



「うーん、そうだなぁ。」



やっぱ、なんか買ってあげたほうがいいかな。
< 9 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop