「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」
~夕俟side~
『夕俟、お前馬鹿?姐御言ってたぞ。“孕むなら夕俟様のお子を”って。それでも抱いてやらねぇの?』




吐き捨てて、隼人は刹那を連れてアジトを出る。




刹那の残した残り香は、誘感的なジャスミン。
刹那の好きなお姫様の名前でもあるジャスミンを、見事なまでに香らせて。




「ジャスミンより誘感的ってどうよ…」

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