「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」
「幸せに、なって下さい」
「ありがとう。誠くんもね」
「はい」




そうしてあたしは完全に誠に背を向ける。
誠に次に連絡を取るのは結婚式の招待が良いと、願いながら。




「ばいばい、刹那先輩」




そんなさよならは、あたしに届く前に堕落した。

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