「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」
敦盛草
白のヒモビキニの撮影会を終えた数日後、あたしの携帯に瑠愛からメールが入った。
授業中に響いたバイブ音に、あたしはクラスメイトに申し訳なさそうに頭を下げながら、教室の外へ出る。
「夏凪、気を付けて 夏凪だけは助かって」
意味不明なメールはあたしを目に見えない鎖で縛り上げる。
あたしはどうすれば良い?
どこへ行けば良い?
そんな疑問は蓄積されていくだけで消えなくて。
授業中に響いたバイブ音に、あたしはクラスメイトに申し訳なさそうに頭を下げながら、教室の外へ出る。
「夏凪、気を付けて 夏凪だけは助かって」
意味不明なメールはあたしを目に見えない鎖で縛り上げる。
あたしはどうすれば良い?
どこへ行けば良い?
そんな疑問は蓄積されていくだけで消えなくて。