「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」
そんなあたしをよそに、神崎さんが何やらボソッと呟いていた。




「お前、何やってんの?これ彼氏?」
「あ、秋元くんおはよう。この人の“姫”なの」
「やっぱ“ワールドイズマイン”だな、お前は」




電話をブチって秋元くんをいじり倒そうと考えたあたしの腕を、神崎さんの男らしい腕が奪う。




「ーったぁ」

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