「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」
あたしのそんなマイナス思考に、夏乃はあたしを睨め付ける。




「姉サンの馬鹿。兄様を愛しているのでしょう?何でそれを捨てるの?諦められるの?」




夏乃の涙ながらの訴えにあたしの胸はどんどん締め付けられる。




「瑠愛さんと“高みを飛ぶ”って約束したじゃない!あれ護らないつもりッ??」

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