「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」
驚愕の音色を響かせて、俺は堕落する。
求婚して“結婚”という鎖で縛ったらそれこそアウトではないのか?




「だって護り抜く覚悟も自信もあるんでしょ。なら問題ない。夕俟さんは強い。きっとうまくいく」




今まで部下に慰められたことなんてなかった。
当たり前だ。
今まで弱音なんて吐かなかったんだから。




「刹那は…喜んでくれるか?」
「きっと。だってあんなに夕俟さんに感じていらっしゃった」

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