「囚われ姫~星屑は魅惑の花の香に抱かれて~」
「夏乃。夏乃が嫌じゃないなら、俺は夏乃の口から夏乃の気持ちが聞きたい。俺は夏乃が好きだ。愛している。その気持ちに嘘はないよ。夏乃は?」




先に動いたのは隼人だった。
夏乃に警戒されない程度に階段を一段一段のぼっていく。




夏乃は夏乃で「言えないわよ、そんなの」と頭を振っている。
その反応を見て、勝ちを確信したのだろう。




そのまま階段をのぼり切って、夏乃の唇を淫らに奪った。
甘い喘ぎが夏乃の唇に乗る。

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