ビターならぶ。
しばらくお互い無言が続いた。


無口な彼は自分から話すことはない。


だからといって、私もおしゃべりなほうではない。


「コーヒー、淹れてくる」


気まずさを、打ち消すように立ち上がる私に



「いや、いい」

と、言って私の腕を掴む。













あ、
ーーーーーーきた。









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