ビターならぶ。
2


ふわっ、と私はいつの間にか彼の胸の中にいた。



彼のとくんとくん、と規則正しい心音が私の心を落ちつかせる。





ーーーあぁ、好き。


たとえ、体を重ねる関係だけだとしても…ーーー


「りこ…」


「………っ」



ゆっくりとソファに押し倒された。


何度も何度も、この瞬間はドキドキしてしょうがない。





私の心臓の音聞こえてないといいな…、







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