パーフェクトティーチャー
「♪私がほたるに見せたいのはこのページなのよね」


謎の鼻歌を歌いながらページを開く。


それは見開きで、夜の街ではしゃぐ男たちが映っていた。


キャプションによると舞台は新宿二丁目。


おネエの聖地といわれるだけあり、全員女装だ。


けど、彼らはガタイが大きいため、すでに化けの皮が剥がれている。


はっきりいって自分には縁遠い世界だ。


ほたるも最初はそう思った。


「これがいったいどうしたっていうのよ?」


「どうしたもなにも・・・
この2人組をよーく見てよ」


ほたるはおーいお茶を一口飲み、紙面に顔を近づけた。


「誰かに似てない?」


「さあ・・・誰だろう・・・」


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