パーフェクトティーチャー
「ごめん。
最近迷惑メールが多くてさ。
たまらずに変えちゃったんだよねー」


ほたるが弁解する。


これは本当で、たまたま美里に知らせるのを忘れただけだった。


「寂しいなー。
なんでメアド変えたこと教えてくれないのよ?
ねえ、なんで?」


美里は前からそうだ。


いちいち子どもみたいに「なんで? なんで?」を連発する。


「それに、最近さー、やけにノリ悪くない?
全然カラオケにも誘ってくれないし。
はっきり言って最近のアンタ、暗いんだよ」


「ごめん。
自覚はあるの・・・
重々承知してるから」


「要はあれ?
悩みでもあるわけ?」


「まあ・・・
あるといえばあるけどね」


「なんで打ち明け内の?
なんで無視するのよ?」


「無視してるつもりはないんだけどさ・・・」




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