パーフェクトティーチャー
「で、山上先生が氷室先生を狙ってるそうじゃない？」


「ええ、そのようです。
猛アタックをかけてるみたいですね。
毎日、飲みに誘ってます。
そのときの山上先生はどこか目が血走っていて、本気みたいです」


「怖いわね～。
氷室先生の対応は？」


「彼も時々誘いに応じてますよ」


「二人で飲みに行くことがあるということね」


「ええ。たまにあるようですよ」


「氷室先生はお酒飲めるのね」


「ええ。
なにせ高性能ロボットですからね。
人並みに飲みますし、人並みに酔うこともできます。
あのロボットはかなり凄いですよ」


「そうなのね。
でも、山上先生と氷室先生の関係がこれ以上エスカレートすることはないんでしょうね？」


「それがですね・・・
氷室先生もまんざらではない様子みたいなんですよね・・・」


「それってどういうことよ！」


里中が低音で訊いた。



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