Marius−マリウス−前編
「マディオス様っ!」
カツヒデスは、マディオスに駆け寄り、抱き起こす。
「…カツヒデス。マリウスを…」
そう言うとマディオスは息を引き取った。
「マディオス様っ!」
カツヒデスの叫びが響き、部屋の外にいたクレーティルが扉を開けて駆け込んで来た。
「マディオス様っ!」
「…」
マディオスはもう目を開かない。
「…義姉上。兄上はじめ、10名の者、地球へと旅立ちました」
「無事に辿り着けているとよいのですが…」
「マディオス様が命と引き換えに送って下さったのです。必ずや、地球にマリウスの血統を残してくれるでしょう」
カツヒデスは、マディオスに駆け寄り、抱き起こす。
「…カツヒデス。マリウスを…」
そう言うとマディオスは息を引き取った。
「マディオス様っ!」
カツヒデスの叫びが響き、部屋の外にいたクレーティルが扉を開けて駆け込んで来た。
「マディオス様っ!」
「…」
マディオスはもう目を開かない。
「…義姉上。兄上はじめ、10名の者、地球へと旅立ちました」
「無事に辿り着けているとよいのですが…」
「マディオス様が命と引き換えに送って下さったのです。必ずや、地球にマリウスの血統を残してくれるでしょう」