Marius−マリウス−前編
「はっ!」
呼ばれた二人は思わずビクッと直立不動になり、返事をした。
「お前ら、…来ないなんて、ありえねーからな」
二人を凄い目つきで睨みつけてそう言うと、ゴーシンは部屋を出た。
「…」
アファルスとダイラルが頭を下げる中、ツービオとタイエンテは固まったままゴーシンの後ろ姿を見送った。
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