百鬼夜行の主
第一章 妖怪の主
現代日本のとある県のとある街のとある家の部屋に私はいた。
「疲れた…」
私、五十嵐 幽(いがらしゆう)は部屋のベッドに倒れこんだ。
暑さのせいで身体がだるいうえに、エアコンがぶっ壊れたせいで学校の教室の中はほぼサウナ。
家のエアコンは無事だが最悪なことに時期は梅雨。湿気で今居る部屋もじめじめしていた
もう最悪としか言いようがない…
ふっと窓の外を見ると、現代日本ではあり得ないであろう光景があった。