百鬼夜行の主
第二章 忍び寄る影
―数日後の深夜
「これで最後か…」
私は再び現れた妖怪達を狩っていた。
『主様、お怪我はありませんか?』
鬼灯が私に近づく。みたところ、鬼灯は傷を負ってないようだ。
鬼灯は鬼の妖怪でかなり強い。
この百鬼夜行のNO,3と言っても同じぐらい強い妖怪であるため、此処でも一目置かれる存在だ。
「私はいい。雪羅は?」
『怪我など負いませんよ、こんな雑魚達相手で♪』
どうやら無傷のようだ。
しかし―