【完結】俺様吸血鬼(バンパイア)に恋しました。




一応、あたしは隠れられそうな場所を探しに走った。
とにかく、どこでもいい。
隠れないと………。



きっと必ず、桜木が来てくれると信じて、ひたすら待つことにした。
ただただ時間だけが過ぎていって、今何時なのかも分からない。



ひたすら待つことがこんなに長いなんて、思わなかった。
お願い、早く来て、、、。



何もできず、そう祈ることしかできないのだ。
来てくれる信じて、ひたすらに待ち続けるしか、今はできない。



ーーーーーでもその時だった。
ガタンッ!………となにか大きな音が聞こえた。




「えっ!?………なに?」



なんなの?誰かいるの?
そう思うと、足がガクガク震えて止まらない。
恐怖と不安にかられて、ただただ身を潜めて、声を出さないようにすることしかできなかった………。






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