【完結】俺様吸血鬼(バンパイア)に恋しました。
「っ……桜木はそんな人じゃない!!確かに吸血鬼だよ!?……でもちゃんとした人間の心を持ってる、とても優しい人なの……」
「たとえ人間の心を持っていても、吸血鬼だってことに変わりはないでしょ!?あなたはいつか死ぬかもしれないのよ!?危ないことに巻き込まれたらどうするの!? もし命を狙われたりなんてしたら……!」
「……っ……」
お母さんの言うことな正しい。あたしもバカなことを言ってるってわかってる。
だけど、桜木のこと好きだから離れたくない。
ずっと一緒にいたいってそう思ってるのに、吸血鬼と人間だっていう壁が、あたしたちを支配する。
「いいわね、真琴。その人とは別れてちょうだい。後、お腹の子は堕ろしてもらいますからね」