KISS
海の向こうへ
夏休みも目前に控えたある休日、スタバにて。
「結婚んん!?」
口に含んだチョコレートフラペチーノをぶっと吹き出した。
「きたねーよ」
それを見て顔をしかめる目の前の人物を見つめる。
「だ、だって陽ちゃんが・・・結婚!?」
「まあ学生結婚って言っても、今月卒業式したし」
「あっ、そっか。あっちは7月でおわりか・・・」
またフラペチーノに口をつけたあたしをだるそーに見て、更に付け足す。
「相手外人だし」
ぶっ!
「外人んん!?」
それって国際結婚じゃん!
「あっち住んでるから当たり前だろーが」
呆れたようにあたしを睨む。