KISS
ギシッ、
ベッドの端に腰掛けると、少し大きな音がした。
だけど巧はそれくらいでは起きない。
そっと髪を撫で、耳元で囁く。
「・・・巧?」
さっきの音より小さな声、それなのに巧はうっすらと目を開ける。
「・・・・・・え、み・・・?」
「起きたら家来て、朝ごはん食べよ」
じゃあね。
そう言って立ち上がる。
・・・つもりだった。
急に腕を引っ張られ、首元に巧の腕。
「な」
「・・・ん」
巧の寝息が首に当たる。
掠れた声が耳元で聞こえ、漆黒の髪がさらりとあたしの頬に触れた。
・・・ヤバい。
心臓もたない!
「巧!」
思わず叫んでしまった。
ベッドの端に腰掛けると、少し大きな音がした。
だけど巧はそれくらいでは起きない。
そっと髪を撫で、耳元で囁く。
「・・・巧?」
さっきの音より小さな声、それなのに巧はうっすらと目を開ける。
「・・・・・・え、み・・・?」
「起きたら家来て、朝ごはん食べよ」
じゃあね。
そう言って立ち上がる。
・・・つもりだった。
急に腕を引っ張られ、首元に巧の腕。
「な」
「・・・ん」
巧の寝息が首に当たる。
掠れた声が耳元で聞こえ、漆黒の髪がさらりとあたしの頬に触れた。
・・・ヤバい。
心臓もたない!
「巧!」
思わず叫んでしまった。