夏の君を
次の日、



「眠い…」


教室で寝ていたら、初美に呼ばれた。


「アカリ!池上さんが呼んでるよ!」



あたしは頭の中で『池上』と言うキーワードを必死で検索した。


「鈴木くんの…彼女?」



あたしに何の用なのだろうか。



廊下に行くと、色白の綺麗な女の子が立っていた。
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