『恋人代行 』  ① 媚薬の口づけ


パンドラの箱を開けるように…

ドキドキしながら次のページを捲った。



はぁ~~~、やっぱり……。



2日目(日曜)の午前中の予定がびっしり記されている。


深いため息を零しつつ更に次のページを捲った。



はぁ~~~ぁ~~~だろうな……。


3枚目の紙にはチェックアウト後の予定がびっしりと。

もう、ここまで来ると残りの2枚も何となく想像がつく。




俺は深呼吸して、4枚目に目を落とすと。



そうだよなぁ~~~だよなぁ~~~。


“諦める”という感情よりも、

こうなると“殺意”が芽生えて来るって。



微妙にふるえる手で最後の紙を捲ると…



!!!!!!!!!!


はぁぁぁぁぁ―――――あッ!?

な、なっ、何を勝手に!!!!


姉貴の野郎、マジで息の根止めたくなって来た。

医者の卵だが、この状況でそんな事は考えてられねぇー!!


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