『恋人代行 』 ① 媚薬の口づけ
「とりあえず、先に入りな」
「いいの?」
「あぁ、後で俺も入るから。その後で月見酒しよう?」
「………うん」
「じゃあ、決まり!!俺、向こうの部屋に居るから出たら声掛けて」
「……ありがとう///////」
俺は彼女がお風呂に入っている間に
姉貴からの依頼書を再確認。
えぇ~っと、今日はあと月見酒と浴衣かぁ。
さて、どうやって浴衣を着て貰おうか。
俺は翌日の日程をチェックしながら
暫く頭を悩ませていた。
すると―――――、
「お先にすみませんでした」
!!!!!!!
俺の目の前に現れた彼女は
なんと……浴衣姿で……。
「浴衣……着たんだ」
「はい//////せっかくだし…/////」
「フッ…じゃあ、俺も風呂上がりは浴衣にするよ」
「ホント!?」
彼女は何故か喜んでいる。
自分1人では恥ずかしいからか?
それとも浴衣姿の男が好きとか?
まぁ、俺的には好都合なんだけど。