『恋人代行 』  ① 媚薬の口づけ


翌朝―――――、


「お、おはよう」

「おぅ、おはよう」


彼女は既に起きていたようで


「あっ「あっ…」

「ん?「何?」


2人して言葉に詰まる。

すると、


「潤くん」

「ん?」

「き……昨日はごめんね?」

「へ?」

「私、やらかしちゃったよね?」

「………え?」


彼女は恥ずかしそうに


「私ね?お酒を飲むと甘え上戸になるらしく…」


………なるほどな。

だから、あんなにも…。


「私、変なことしませんでした?」

「……覚えて無いの?」

「……はい」

「それも?」


俺は首筋のキスマークを指差すと


「何となく吸われた感はあるんだけど…」

「ん~じゃあ、俺も一応謝っとく。ゴメン」

「へ?」

「いや、あまりに可愛くって…つい…」

「えっ?/////冗談はやめてよ」

「俺、依頼人には手を出さない主義なんだよね?」

「……」

「初めて出した」

「ッ!!////////」

「まぁ、キスだけだけど」




< 152 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop