『恋人代行 』 ① 媚薬の口づけ
翌朝―――――、
「お、おはよう」
「おぅ、おはよう」
彼女は既に起きていたようで
「あっ「あっ…」
「ん?「何?」
2人して言葉に詰まる。
すると、
「潤くん」
「ん?」
「き……昨日はごめんね?」
「へ?」
「私、やらかしちゃったよね?」
「………え?」
彼女は恥ずかしそうに
「私ね?お酒を飲むと甘え上戸になるらしく…」
………なるほどな。
だから、あんなにも…。
「私、変なことしませんでした?」
「……覚えて無いの?」
「……はい」
「それも?」
俺は首筋のキスマークを指差すと
「何となく吸われた感はあるんだけど…」
「ん~じゃあ、俺も一応謝っとく。ゴメン」
「へ?」
「いや、あまりに可愛くって…つい…」
「えっ?/////冗談はやめてよ」
「俺、依頼人には手を出さない主義なんだよね?」
「……」
「初めて出した」
「ッ!!////////」
「まぁ、キスだけだけど」