ハナさん成長記
交換条件
そんなこんなで無事学校へ到着!
ホウキは鍵付きのロッカーにしまっておくとしよう…。
「おは……うわっ…髪どうしたの!?ぼさぼさじゃん!」
教室に入った途端見えたのは、私の友達である穂純(ホズミ)。
こっちに気づいたから、いつも通りの挨拶をしてくれると思ったのに…。
「女の子がなんてゆー頭してるの。早く髪ときなさい!」
朝からお説教なんて嫌だよ~。
でもホウキに乗って来た私が悪いんだよね…。
うう~……。
「…でも……」
「でも!?」
「面倒くさいよ」
「………。…もういーわよ。あたしがやるから」
「えー!」
――とまぁ、結局は髪をとく事に。
私は椅子に座っておとなしくした。
これ以上わがまま言ったら、穂純に睨まれちゃうもん…。