16LIFE☆~それぞれの恋~
あたしは小さく微笑んで、車のドアを閉めようとすると。
「・・・っ!?」
グイッと手首を引っ張られて、
間宮さんの上に覆いかぶさるような体勢になる。
「え、ちょ・・・っ、間宮さ・・・
・・・んんっ!」
いきなりの、キス。
絡み合う両手。
ここは校門だし、生徒がたくさん通っている。
それに・・・もちろん、あの3人も見ているわけで。
恥ずかしいし見られたくない。
でも・・・
恥ずかしさを忘れさせてくれるくらいの、
深く甘く優しい、彼のキスに・・・
あたしは、今日も溺れるの。