16LIFE☆~それぞれの恋~
あたしは平均的に身長は低めだから、
こんなに大量のノートが積み重なっていると目の前が見えない。
それに・・・すっごく重いし・・・
もう疲れちゃったよ・・・
大きなため息を漏らして、下への階段に一歩を踏み出したとき。
「うわわわぁっ!!??」
積み重なる大量のノートで目の前が塞がっていたあたしは、階段を踏み外して――
あー、あたし・・・死んじゃうのかなぁ・・・なんて考えながら
大量のノートと共に下へ落ちていった・・・
「・・・・・・?」
痛みを予測していたあたしは、落ちた場所の温かい感触に
ギュッと思いきりつむっていた目を、おずおずと開けると。
「・・・・・・。
えぇっ!!!???」
あたしが感じたあの温かい感触は―――
1人の男の子、でした。