16LIFE☆~それぞれの恋~


ど、どどどうしよう・・・



なんて心の中でさえも噛みながらあたしは冷や汗ダラダラで。



だって・・・



男の子と目が合った瞬間“ヒトメボレ”しちゃったのは分かったけど。










その男の子・・・どこからどう見ても“不良”なんだもん!!


あたし、不良とかヤクザとか怖い人たちのことはあんまり気にしない方なんだけど・・・



でも。



好きな人が不良っていうのは・・・周りからあんまりいい目で見られないよね・・・。






いや、人は見た目で決まるって思ってるわけじゃないよ!?



偏見はいけないってちゃんと分かってるよ!?



だけど、だけど・・・



「えーっと・・・」



長身の不良君(勝手に名づけ)を見上げながら、



あたしは彼の鋭い視線から逃れるべくタジタジになって視線を泳がせていると。










「お前、ケガはねぇのか?」



「・・・へっ!?」
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