16LIFE☆~それぞれの恋~


そして、女の人たちがそんなに猛アタックするほうが逆に引かれるってことが分かってないのもすごいところ。




「色々大変なのね・・・」




哀れみを混ぜた瞳で間宮さんを見ると、彼は驚いたように首を傾けた。




「それは、美緒もなんじゃないの?」




――なぜ、間宮さんがあたしの名前を知っているかというと。




実は昨日、会社の地図と一緒に間宮さんのケータイ番号とメールアドレスが書かれていて。




家に帰ってすぐ、あの強引な誘いを断るべく間宮さんに電話をかけた。




「あたし、絶対に行きませんから」




『君が来てもらわないと困るんだよ、

君以外にイメージ通りの子がいないからさ』




意味不明・・・




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