16LIFE☆~それぞれの恋~
それから毎日、教室移動でも休み時間でも、いつでも私と真琴は一緒にいた。
真琴は、ボーイッシュな外見と一緒で・・・
性格も男の子みたいに強くて正義感に溢れていて、かっこいい女の子だった。
最初はクラスに馴染めるか不安だったけれど、
クラスメイトの子はみんなフレンドリーで優しくて、正直ホッとしてる。
―――入学から2週間ほど経った、ある休日。
私は家に真琴をよぶ約束をしていた。
――ピンポーン
部屋でくつろいでいるときに鳴った、家のインターホン。
もちろん真琴だと思った私は、確認もせずに勢いをつけて玄関のドアを開けた。
「・・・??
えっと・・・どちら様、でしょうか・・・・・・?」
・・・そこにいたのは・・・背が高くて目鼻立ちが整った、かなりの美形な女の子だった・・・
もちろん、私の知らない子。
「え?あたしのこと忘れちゃったの?
・・・・・・・あれ、なんかいつもと雰囲気が違うような・・・えーと・・・?」
「え・・・・・・?」