16LIFE☆~それぞれの恋~


「っ、美緒・・・!?」




間宮さんが若干慌てている。




そりゃあ、顔を見たと思ったらいきなり泣かれたら驚くわよね。




「おいで、美緒」




優しく肩をつかまれるとすぐに車に乗せられて、車が進み出す。




「どこへ行くの・・・?」




涙声でそう尋ねると、間宮さんは「俺ん家」とサラリと言ってのけた。




「え・・・・・・っ!?」




ちょっと待って。




いきなり、好きな人の家へ行くなんて言われたら、誰でも驚くわよね?




「親御さんには、あとで俺から連絡しとくから。

ファッションショーのこともまじえて」




「はい・・・ありがとう、ございます」




「それと。

今日は、俺の家に泊まっていきなよ」




「へ・・・?」




なんか・・・話、ぶっ飛んでない?



< 55 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop