16LIFE☆~それぞれの恋~
「っ、美緒・・・!?」
間宮さんが若干慌てている。
そりゃあ、顔を見たと思ったらいきなり泣かれたら驚くわよね。
「おいで、美緒」
優しく肩をつかまれるとすぐに車に乗せられて、車が進み出す。
「どこへ行くの・・・?」
涙声でそう尋ねると、間宮さんは「俺ん家」とサラリと言ってのけた。
「え・・・・・・っ!?」
ちょっと待って。
いきなり、好きな人の家へ行くなんて言われたら、誰でも驚くわよね?
「親御さんには、あとで俺から連絡しとくから。
ファッションショーのこともまじえて」
「はい・・・ありがとう、ございます」
「それと。
今日は、俺の家に泊まっていきなよ」
「へ・・・?」
なんか・・・話、ぶっ飛んでない?