16LIFE☆~それぞれの恋~


しばらくすると、車がゆっくりと停車した。



「着いたよ」




車のドアをおずおずと開けて、建物を見上げると・・・




「高い・・・」




「そう?普通でしょ」




・・・そこは、高級な高層マンションで。




「ちなみに俺の部屋、最上階だから」




「えええ!?」




しかも・・・最上階には部屋が1つしかないらしい。




さすが社長様・・・としみじみ感心してしまった。




部屋に入ると、すぐにリビングのソファに座らされる。




「紅茶でいい?」




「あ、おかまいなく・・・」




紅茶は大好きだけど、間宮さんが一緒なんだったらドキドキして味が分からなくなるような気がする・・・




間宮さんがキッチンに立っている間、あたしはずっと部屋の中をキョロキョロと見回していた。




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