16LIFE☆~それぞれの恋~
私は、ただただ意味がわからなくてフリーズしていた。
「美緒?もう来たんだ~!いらっしゃい!」
・・・すると陽気な声と共に家の奥から現れた、亜耶。
「あ、亜耶?この子はお友達?」
そう問いかけると・・・
「うんっ!親友なの!」
満面の笑みで頷かれた。
「えーと・・・あなたたち、双子なのかしら・・・?」
美形の女の子は、まだ意味のわからないような顔をしている。
「言ってなかったっけ~?そう、この子はあたしの双子の妹!」
女の子にそう言って、私の隣に駆けてくると私の肩に手を置く亜耶。
「初めまして、篠原沙耶です。
いつも亜耶がお世話になってます」
あたしはそう言うと、ぺこりと頭を下げた。